司法試験受験後の就職活動①~就職活動のタイミング~

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 どうも弁護士のスヌスムムリクです。

 2019年度の司法試験は、5月15日、16日、18日、19日に実施されるみたいですね。

 今年の司法試験を受験される予定の皆さんは、追い込みの時期かもしれませんが、受験後の就職活動についてどのようにお考えでしょうか。

 以下では、主に司法試験受験後の方々に向けて、司法試験受験後の就職活動ついて特集を組みたいと思います。

<特集内容>

 ・司法試験受験後の就職活動のタイミング

 司法試験受験後の就職活動の注意点(重要)

 なお、裁判官、検察官を志望されている方々も就職活動を全くしなくて良いということにはならないと思いますので、参考にしていただければと考えています(司法修習中に、指導教官から「法律事務所の内定を1つは持っているの?」といった質問を受けることがあるという噂を耳にしたことがあります。真偽不明ですが…)。



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司法試験受験後の就職活動のタイミング

 司法試験受験後の就職活動のタイミングとしては、大別すると、以下の3つに分けられるのではないでしょうか。

※なお、私自身が関西圏での就活の経験がないので、関西圏の就職活動については本記事では割愛させていただきます。

<司法試験受験後の就職活動のタイミング>

 1.司法試験受験直後~合格発表前

 2.合格発表後~司法修習前

 3.司法修習後~二回試験前

1.司法試験受験直後~合格発表前

 この時期は、大手・準大手法律事務所、外資系法律事務所、中堅法律事務所,ブティック系法律事務所等いわゆる企業法務系の法律事務所の事務所説明会や選考・個別訪問が始まります(司法試験以前から始まっている法律事務所もあるようですが…)。

 特に大手法律事務所の選考は早く、友人の中には、司法試験の短答式試験の合格発表直後くらいには内定・内々定をもらっていたという人もいました。

 この時期は、当然ながら司法試験の最終合否が出ていない段階ですので、司法試験の成績よりも、出身大学、大学・ロースクールの成績、予備試験の成績、サマークラークでの印象などが総合評価されることになります。



2.合格発表後~司法修習前

 この時期は、規模を問わず多くの法律事務所の事務所説明会や選考・個別訪問が始まります。

 司法試験合格の喜びも束の間、司法修習に必要な資料の準備、健康診断等でバタバタしている中、さらに法律事務所に送付するエントリーシートや自己PRシートなどの準備が必要になり、大変忙しい時期になります。

 この時期に就職活動をされる方々は、10月初旬に開催される東京三弁護士会就職合同説明会に参加されてはいかがかと思います。

 この時期は、司法試験の最終合否が出た後になりますので、出身大学、大学・ロースクールの成績、予備試験の成績に加え、司法試験の成績も評価対象になります。

 なお、個人的な感覚ですが、司法修習のクラスの3分の1くらいは、司法修習開始前に進路が決定していた印象です。

弁護士ドットコム キャリア

3.司法修習後~二回試験前

 この時期は、大手・準大手法律事務所等のいわゆる企業法務系の法律事務所の選考は下火になっていますが、その他の法律事務所では事務所説明会や選考・個別訪問が行われています。

 また、司法修習の中で、一般募集はしていない法律事務所からスカウトを受けるケースもあるようです。

 この時期も、司法試験の最終合否が出た後になりますので、出身大学、大学・ロースクールの成績、予備試験の成績、司法試験の成績も評価対象になりますが、それ以上に、その人の性格や人柄が重視されている印象があります。

 さらに、“○○先生からの紹介”のような推薦が決め手になるケースもあるようです(私の友人がそうでした。)。

 以上のとおり、司法試験受験後の就職活動のタイミングは、大別すると3つに分けられますが、司法修習後から就職活動を始めるのはオススメしません(遅くとも導入修習を終えるまでには内定をもらっておきたいところです。)。

 その一番の理由は、修習地が就職希望地から遠く離れた場所になってしまうリスクがあるからです。修習地が遠方の場合、就職活動の度に週末がつぶれますし、旅費も馬鹿にならないですからね。

 なお、これまで述べてきた内容は、私のブログに限らず、他の方々のブログでも述べられていることです。

 次回の記事で、もう少し踏み込んだ内容について述べたいと思います。

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