書評 実務解説 改正債権法

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 どうもスヌスムムリクです。

 法律家の皆さん、法律を勉強されている受験生の皆さん、改正債権法の勉強は進んでますか?

 今回の債権法改正では、時効中断・停止が時効更新・完成猶予という概念に変わったり、担保責任や職業別の短期消滅時効の概念が無くなったりなど、定義レベルの変更から理論的な変更まで多岐にわたりますね。

 まさに大改正といった印象です。

 個人的な業務との関係では、職業別の短期消滅時効が廃止されたことで、時効管理がしやすくなるのではないかと思ってます。

 ところで、皆さんは、改正債権法の勉強に際にどのような書籍を参照されていますか

 正直、改正債権法について書かれた書籍って、山ほどありますよね。

 私は、以下の書籍を参照しました。

 実務解説 改正債権法

 この書籍は、日本弁護士連合会が編集したものです。

 帯文では、「改正の経緯・条文の趣旨・実務への影響がわかる!民法改正作業と並走してきた日弁連・民法(債権関係)部会バックアップチームによる唯一無二の逐条解説書」と紹介されていました。

 本書の特徴は、各条文について、新旧条文が挙げられた後に、(改正の)背景趣旨実務への影響参考判例という項目で整理されていることです。

 ページ数は545頁あり、さらっと読めるものではないですが、議論の背景や趣旨が記載されていますので、今後、法解釈する上で非常に参考になるのではないかと思っています。

[こんな方におすすめ]

□ 弁護士、司法書士、行政書士等の法律実務家

 言わずもがなです

□ 民間企業の法務担当者

 時効や請負のあたりは要確認です

□ 司法試験受験生

 (改正の)背景 を理解しておくと、改正債権法の問題が出題された際に分析しやすいかもしれないです。

 また、個人的には、今後、今回の法改正で改正された条文からの出題はもちろんですが、改正を見送られた条文に関しても、出題可能性は高いと思っています。

□ 法学部生

 レポート等を作成する上で、改正の背景や趣旨などを把握できますので、深い内容の議論ができるのではないでしょうか。

 なお、同じコンセプトで、実務解説 改正相続法も発刊されているようです。

 こちらは、 日本弁護士連合会が編集したものではないですが、購入してみようと思っています。

 ではでは。

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