どうもスヌスムムリクです。
先日、千原ジュニアさんが、TBS系列の番組「ビビット」で、最近の吉本芸人の謹慎処分問題に関して、「(契約書を交わすのは)なかなか難しいでしょうね。絶対数もすごいし」と現実的ではないとし、「今後、契約書が交わされることも絶対にないと思います」 「(闇営業ではなく)アルバイトはいろんなところでみんなやってますから」 という意見を述べられたようです。
この意見は、芸能関係の法律問題に詳しい佐藤大和先生の指摘に対する返答だったようです。
しかし、そもそも、吉本興業のような有名芸能事務所が所属芸人と契約書を交わしていないということがあり得るんですかね?!
業界的には常識なのでしょうか…
芸能関係の法律問題に明るくない私としては、本当に驚きです。
千原ジュニアさん曰く、今回の騒動の後、吉本興業では、芸人を呼出し、ヒアリングをしたり、コンプライアンス研修の強化を図っているようですが、もし本当に契約書を交わしていないとすると、ヒアリングの前にやることがありますよね!と指摘したくなります。
そもそも、”所属芸人の絶対数の多さ”は、契約書を取り交わさない理由になり得ません。
また、闇営業は、本業(吉本芸人としての営業)と対比されるもので、アルバイト(例えば、コンビニや飲食店等での勤務)と対比されるものではないので、所属芸人がアルバイトをしていることも、契約書を取り交わさない理由にはなり得ません。
アルバイトを許可しつつ、闇営業を禁止することは、契約条項として十分可能でしょう。
「アルバイト」、「闇営業」の定義を明確化する、アルバイトの場合は申告制にする、闇営業を行った場合には解約・違約金条項を設けるなど、対応はいくらでも考えられます。
なお、千原ジュニアさんは、”契約書がなかったこと”の恩恵として、外資系企業からの買収を回避できたことを挙げられたようです。
しかし、契約書がなかったことは、買収防衛策になったわけではありません。むしろ、管理体制の杜撰さ等から買収するに値しないと評価された可能性すらあります。これは不名誉なことではないかと思います。
吉本興業のような有名芸能事務所から、管理体制の改善等の改革をしてほしいですね。
ではでは。
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