書評 マンション大全

書籍紹介
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 どうもスヌスムムリクです。

 この週末に、住宅アドバイザーの三井健太氏の以下の書籍を読み切りました。

 マンション大全

 サブタイトルは、「伝説の目利きが教える『買っていい物件』の見極め方」となっています。

 近々マンション購入を控えているから購入したというよりも、単純にこういう不動産に関する書籍は買ってしまうんですよね(笑)

 著者が想定している本書の読者層は、広く初級者から上級者までのようです。

 中級以上の知識を既に有する買い手や既にマンションオーナーになられた人にも読んで欲しいと思いましたが、初級の人でも誤った知識を植え付けられてしまう前に読んでいただく方がよいと考え直して、初級から上級者までの内容にしようと欲張りました。~中略~初級者向けの住宅ローンや税金、建築などの一般的な基礎知識については割愛させていただいています。

マンション大全 プロローグより引用

 とはいえ、読んだ感想としては、内容的には初級者よりかなぁという印象です。当然ながら、個別具体の物件に関する説明ではなく、一般論的な説明にならざるを得ないので、やむを得ない部分はあるかと思いますが…

 本書で触れられている内容は次のとおりです(以下目次を記載します。)。

 第1章 選手村マンションの価格に思う

 第2章 東京オリンピック後のマンション価格

 第3章 マイホームが持つ居住性と資産性

 第4章 新築マンション価格の成り立ちと変動要因

 第5章 中古マンション価格の成り立ちと変動要因

 第6章 絶対に後悔しない中古マンションの選び方

 第7章 マンション購入でやってはいけないこと

 ご覧のとおり、第1・2章は最近流行りのネタ、第3章以下は、マンションの資産性、資産変動の要因、マンション購入時の検討事項、注意点等について整理されています。

 ちなみに、著者は、本書内において、マンションの資産価値を左右する条件として、次の項目を挙げています。

 第1位 立地条件

 第2位 建物規模

 第3位 外観・玄関・空間デザイン

 第4位 間取りや内容、設備など専有部分、及び共用部分のプラン

 第5位 ブランド

 第6位 管理体制

 その中でも、特に立地条件の重要性に関しては、本書で繰り返し述べられております。

 一番目の立地条件に該当しない物件は論外です。他の条件が束になってかかっても立地条件の比重を上回るものではありません。ちなみに、1から5までの合計を100として立地条件の占める割合を表すと、70~80くらいになるでしょう。

 ここに記載のない番外条件はできるだけ念頭から外しましょう。

マンション大全 第3章 マイホームが持つ居住性と資産性

 私自身、今回の購入予定のマンションは、永住するためではなく、子ども3人(現在は2人)が小学校高学年くらいになるまで居住することを目的にしており、マンション選びの際には、”約10年後に資産価値がどの程度維持されているだろうか?”という視点を非常に重視していました。

 本書では、住宅ローン完済前の買い替えの場合についても触れられており、参考になりました。

 [こんな方におすすめ]

 □ 将来的にマンション購入を予定している人

 □ 現在マンション購入を検討している人

 □ マンションの資産価値について勉強したい人

  なお、マンション購入に関しては、多くの著者が様々な観点から持論を展開されており、最終的にどの見解を参考にするかは自己判断かと思います。

 ではでは。

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