Twitterで情報を拡散させる前にやることがあるのでは?

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どうもスヌスムムリクです。

最近、Twitterでは、4歳女児が保育園で園児に性的いたずらをされて負傷した(と主張されている)件が話題になっていますね。

この件に限らず、同様のTwitter拡散案件を見ると思うことがあります。

Twitterで拡散させる前にやるべきことがあるだろうと…

もちろん、Twitter上の情報は”一部”にすぎませんので、実際には既に対応されているのかもしれません。

しかし、既に対応されているのであれば、Twitterで拡散させる意義はないはずです。

本来、有事の際には、最優先にやるべきことがあります。

それは次の2点です。

①事案について正確な事実関係を時系列で把握すること

②事案について適切な対応ができる窓口に相談すること

以下、簡単に補足します。

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①事案について正確な事実関係を時系列で把握することとは?

今回のようなケースでは、自分が関与していない状況下で事案が発生したことになります。

そのため、第1にすべきことは、「いつ」「どのような状況で」「誰が」「誰に」「何をしたのか」「その状況を誰が目撃していたのか」「どう対処することにしたのか」という点を整理して、事案の全容を把握する必要があります。

今回のようなケースでいえば、保育園に照会事項書を差し入れ、書面で上記事項を回答するように求めることでしょう。

また、辛いことではありますが、女児自身へのヒアリングも重要になります。

②事案について適切な対応ができる窓口に相談することとは?

有事の際に、自分に対応できるだけの専門的知見がない場合、どうすべきか?

適切な対応ができる窓口に相談することでしょう。

今回のようなケースでは、実際に対応されているように警察に相談することが挙げられます。

他には?

例えば、行政に相談する、弁護士に相談する、などなど適切な対応ができる窓口は残されています。

例えば、弁護士に相談した場合、保育園内での園児達の監督状況がどうだったのか?監督責任を追及できるのではないか?などの指摘がなされるかもしれません。また、保育園側に説明会の開催を申し入れるなど情報収集の場を設けるのが望ましいなどといった助言があるかもしれません。

いずれにせよ、まずは適切な対応ができる窓口に相談すべきです。

最後に

私も小さな子ども育てている親ですので、今回のケースの親御さんのお気持ちは分かります。

しかし、身バレや女児自身の二次被害等のリスクもある中で、Twitterに情報を拡散させるという対応が果たして最善の対応なのかといわれると極めて疑問です。

なお、私自身、前述したような対応を尽くした上で、やむを得ずメディア、SNSの力を借りるというのであれば、その判断を否定するつもりはありません。

ではでは。

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